aimless

腐ったダメヲタクのはきだめ

嘘つき姫と盲目王子

トロコンまで一気にプレイしましたので感想とトロフィーメモをちょこっと。
※以下、ネタバレ要素を含みます。

嘘つき姫と盲目王子が一周年記念ということで記念カスタムテーマ配信、本編セール販売をしていたのでこれは逃すわけにはいかないと思い即購入しました。
プレイ時間はトロコン含め約8時間です。
シナリオ部分がこのゲームの根幹だと思っているのであえてあまり触れません。
トロフィー部分のことをメインに書いてます。

システム

2D横スクロール型アクションアドベンチャーです。
使用するボタンも少なく、シンプルでアクションゲー苦手な私でも詰むことなく進めることが出来ました。
基本的には王子と手を繋ぎ進んでいきます。
途中から王子に指示を出すことができるのでそれを活用して攻略していきます。
オートセーブ有りなのでチェックポイントで必ずセーブしてくれますし、任意でセーブもできますので死亡→最初からやり直しということがほとんどありません。

パズルのようなギミックを解除しながら進んでいきます。難易度は低いです。
体重差を利用するギミックや王子に指示を出して時間差で進む場面、お約束の謎解きなど一通りのことは揃っています。
一つ一つのアクションは簡単ですが、位置やタイミングなど判定がシビアなところが多々あります。
「高所から落下しても下にキノコがあれば無事」←これに何度殺されたことか。キノコの位置判定がガバいのかキッチリしてるのかどっちかにして…

どうしても自力でクリア出来ない方のためにスキップ機能もあるのでシナリオだけ読みたい方でも安心して進められます。

グラフィック

「絵本」「童話」というテーマにとても良くあっています。
イベントシーンの一枚絵もですがアクションパートの2Dグラフィックは素晴らしいの一言につきます。
姫と王子が手を繋いでいる時の表情変化や王子に指示を出す時の仕草なんか最高です。アクションパートでもたついてイラッとした時も癒やしがあるのでメンタルリセットが容易です。
語彙力が乏しいのでとりあえず公式サイトの絵見て

ボリューム…

収集系トロフィーとタイムアタック系トロフィーなどを取得してもプレイ時間が8時間程度で済んでしまいます。アクションやギミック解きなどがもっとスムーズにできている人ならたぶん6時間程度でトロコンできると思います。

ストーリー自体は過不足なく語られているので似たようなステージが延々続くとか、花びらを全部集めないと真EDが見れないとかそういった面倒くさい構成じゃなかったのはとても良かったです。
設定資料とかも見ることができますし、花を集めると読めるストーリーとかオマケ要素も充実していました。雰囲気を楽しむゲームとしてはこのくらいのボリュームで良いように思えます。

トロフィー収集

基本的には一周するだけで6割取れるはずです。
タイムアタック系、敵を倒さない系、収集系が主に残ります。

収集系は道中じっくりと攻略していれば花、花びらは一周目でも十分に全回収できるはずです。ジャンプしたり戻ってみたり、分岐点を両方通ったりすれば取れるものばかりです。

タイムアタック系はもう慣れの問題ですね。
「風を追う者」は難易度が低いステージなのでタイムが短めに設定されていますが、ステージ全部の敵を倒しても十分間に合うレベルです。全ギミックを引っかからず、死亡せず行ければ間に合うよう設定されています。
「音を追う者」「光を追う者」はステージ自体が若干長いですがこれもステージを把握していれば取れます。運要素も出てきますがこれもそこまで時間はかからず回収できましたね。

敵を倒さない系が一番時間がかかりました。
これに1時間くらいかけてた気がします。「平和主義者」「ピースメーカー」までは難易度も低く一発クリアできていたんですよ…問題は…
「愛の使徒」このトロフィー取得のために何度もリスポーンしました。
ランタンに火を灯すまでの道が辛かった。もうあの鳥をランタンの火で焼き鳥にしてやろうと思うくらいにはしんどかったです。
その他にも投げる怪物にも殺されましたし死んで覚えるゲームになってましたね。王子の単独死がこのステージだけでたぶん20回くらいあったような…
途中で「ほんとにごめんね」という王子30回死亡のトロフィーが取得しました。王子ほんとにごめんね

ちょいちょいやり直しとかしましたけどそれでもトロフィー収集に2時間もかけてないのでそこまで作業をしている感じはしませんでした。
トロフィー数も少ないので集めやすい部類です。トロフィーアイコンも一つ一つ絵が素晴らしいので集める意欲もわきますね。

総評

「絵本」「童話」「朗読劇」が好きな人はドンピシャでくる作品です。
雰囲気とシナリオは唯一無二ですし、それを志方あきこさんテーマソング「月夜の音楽会」でさらに押し上げてくれます。つまり最高

半額セールで購入したヤツが言っても説得力の欠片もありませんが、フルプライスが割高と感じるかもしれません。ですが、エンディングを迎えた時のあの感動を考えると決して割高ではないと思います。(個人の感想です)

公式サイトでゲーム画面を見て雰囲気が好みであればやって損はないゲームです。
こちらが期待したものを期待した形で出してくれる作品になっています。
雰囲気ゲー好きな人は是非プレイしてほしい。