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腐ったダメヲタクのはきだめ

閃の軌跡

閃の軌跡完結!
閃の軌跡Ⅳまでトロコンしましたので賛辞不満諸々ひっくるめて、思いつくままに感想書きなぐっていこうかなと。
Ⅳ中心に閃シリーズ全体の感想です。

軌跡シリーズプレイ状況

空→PS3版、零碧→Vita版、閃Ⅰ、Ⅱ→PS3版、Ⅲ、Ⅳ→PS4
トロフィー取得があるものは全てコンプ済。
※以下、ネタバレとBL要素を含みます。

閃の軌跡完結

とりあえず長々と引っ張ってきたアレコレに一通り決着が着いてよかった(笑)
帝国関連での未回収だった謎や因縁はほぼ解決できていたんじゃないでしょうか。Ⅳでやらなきゃいけない問題が一気に片付けられたので、この幕引きはスッキリしたし一安心でした。
あれもこれも先延ばし気味で焦れったい展開ばかりだったので、Ⅳくらいガンガン片付けていくくらいでちょうどよかったと思います。閃シリーズ中ではシナリオの濃さは一番でした。
結社関連は相変わらず進まなかったですね。目的も明確にならないままですし。
次回作以降に繋げるための伏線はしっかり張られてますけど、その伏線張るならもっと他に力を入れるところがあるような気がしますけどね…

次回作の制作も決まってるようなので期待はしています。

オールスター大集合

プレイアブルキャラが増えて育成がダルいかと思いましたが、ほとんどスポット参戦の形でクオーツや装備が固定されていたのはありがたかったです。
これだけ人数がいても使用キャラはほぼ固定していたので、ステータス絵を眺めるだけのキャラがけっこういました。通常時でも10人以上の人数がいるのでPT編成時のUIをどうにかしてほしかった。アレはめんどうくさいです。

空碧閃と新たに人間関係が広がっていく様は良かったです。
空から通して強大な存在と描かれてきた帝国の闇に、主人公たちが協力して立ち向かうシチュエーションは熱い。
イベントシーンや戦闘で閃のキャラを食うほど出張るわけでもなく、いい具合の調整だったのではないでしょうか。ラスダンの前座扱いもちょうどいい落としどころでしたし。

新VII組

リィン中心すぎたⅡまでに比べるとⅢではリィンが教官だったこともあり、新VII組の見せ場や関係性を本編で描写されているのがとてもよかったです。

Ⅳ序盤でリィン不在のⅠ部パートは新鮮で楽しかったですね。
なんでもかんでもユウナ中心ってわけではなく、個々の専門分野では他の面々を立てられる立ち位置だったのはよかったです。(本編ではなんでもかんでも重心やら、中心言い過ぎな気がしますね)
Ⅳのアッシュとミュゼの復帰説得シーンは新VII組の良さが詰まっています。
リィンがいる場面だと主人公一人がクサイこと言って絆されて、他の面々が後ろで「さすが」だの「このたらしが」だの言ってるいつもの寒い流れになっちゃいますけど、新VII組はちゃんと各場面でそれぞれが「らしい」ことを言っているのが非常に良かったんですよ。

絆イベントの弊害であったリィン以外の男女間の絡みが薄べったくなる問題を新VII組はそれを乗り越えてくれたのは嬉しかったです。(こんな当たり前のことに喜びを感じるのもどうかと思いますが)

個々のキャラクターが魅力的なうえ、旧VII組よりも関係性が充実していて役割も明確だったのでパーティーとしての完成度が高いです。
人数が少ない分本編で掘り下げもされてましたし、絆イベントで更に補完できていてよりキャラの魅力を感じることが出来たと思います。

旧VII組

Ⅳでは完全に新VII組の引き立て役扱いでした。リィンがいないと機能できない残念集団なイメージが強くなってしまった気がします。
あれだけリィンのことを「中心ではなく重心」と評価していましたけど、結局のとろこ「中心」だったという…
新VII組より精神的ショックが大きいのはわからんでもないけどさ、もうちょっと上手くフォローできなかったのかと。

リィンの能力やオズボーンとの関係、クロウのことは旧VII組は触れにくい話題だとは思うんですけどもっとリィンの内面に踏み込めなかったんでしょうか。
Ⅱの時もリィンの転機に関わる人物って旧VII組以外の面々だったし、Ⅲ以降もそれは変わらなかったわけですからね。
ⅢⅣで重要人物との接点作りのための舞台装置みたいな扱いにまで下がったわけです。クラスメイトの親族だと接点作りやすいのは間違いないですし、話もスムーズに動かせますしね。
Ⅱで旧VII組が空気だったし、リィン以外の関係性が希薄だったのにもかかわらず、Ⅲ以降に「旧VII組の絆・約束」をしきりに持ち出されるのはキツかった。だってプレイヤーである私はそれを感じ取れてなかったわけですから。
まだパトリックとリィンの方が関係性が充実していたと思いますよ。

旧VII組は「こいつが抜けたら困る」みたいなキャラがあまりいないのでもう少し明確な役割があればよかったと思います。リィンにはできない分野での活躍があればキャラの存在意義がでてきますのからね。
ガイウスの守護騎士とかもうちょっと上手くやってほしかった。あれじゃ移動手段がないからメルカバ獲得のために守護騎士にしたようにしか見えないです。

緊張感に欠けるシナリオとボス戦

全編通して緊張感に欠けるシナリオだったと思います。
ⅠのラストはⅡからどうなるのか良い意味でドキドキしましたが、Ⅱで見事に悪い意味で裏切ってくれました。
Ⅱでは内戦やってるにもかかわらず仲間を集め、仲間が集ったらどういう立ち位置を取るか考えます。って舐めてんのか、と。最終的にはカレイジャスを託され、クエストをこなし…緊張感の欠片もないです。
Ⅳも「開戦間近!世界の終わり!」ってⅢラストで煽った割に緊張感が全く無かったですね。危機感を高めるイベントがまるでないし、プレイヤーの目に見える範囲での死傷者もほぼいませんから。
アランなんかは開戦後前線で大怪我してなんとか生き残る、っていう展開のほうがまだマシでしたよ。戦争行く前に説得って…説得に応じたところで自分で志願したんだから前線には行かなくちゃいけないだろうに。軍人舐めてんのか。
Ⅳで開戦描写入れて死傷者がでたっぽい描写ありましたけどそれがまた雑。
そんな事態になるならミシュラムでの決起会なんかしていたのが間抜けにしか見えないわけですよ。どいつもこいつも呑気すぎる。開戦前に食い止める選択肢はなかったんだろうか。

ボス戦がほぼ茶番しか無い。これもどうかと思います。
Ⅰ→舐めプ
Ⅱ→舐めプからの助っ人登場
Ⅲ→舐めプ
Ⅳ→舐めプされたり舐めプしたり
基本的に閃シリーズはまだ本気をだしていない系ボスしかいません。
結社関連も全員舐めプですⅣでも舐めプでした。そのわりに戦う回数が多いからフラストレーションがたまります。
猟兵、鉄血の子供などⅣまで誰も本気を出しません。「本気を出させてもらう」と言いながら余力を残して撤退する展開が多すぎるんですよ。

Ⅳでは敵側も本気でぶつかり合ってくれるので熱い展開ではありましたが、「相克の前座」「覚悟を見極めるための試練」がほとんどです。
Ⅱ部の仲間の救出の際に「覚悟を見極めるための試練」が始まるわけです。一々試練とか言わなくていいと思いますけどね。
そこまで茶番シチュエーションを極めなくていいです、マジで。

ワンパターンの繰り返し

ⅠとⅢ、ⅡとⅣはそれぞれ流れをほぼそのまま踏襲していました。ⅢⅣがⅠⅡの上位互換になるような展開の仕方でした。
全編通して「あーはいはい、またこのパターンね」と既視感覚えまくりでしたね。
展開の予想が付きやすくあっと言わせるような意外な展開はほとんどなかったように思います。〇〇の正体系のバラシはで意外だったのはロゼくらいでしたね。
しかし、ⅠⅡの結果の見えた茶番よりはⅢⅣのほうが一つ一つの展開が濃く面白く、ⅠⅡよりも面白くなっている実感はありました。

ただ、Ⅱでラスボス前の「ここは俺に任せてお前は先にいけ!」のパターンをⅢのラスボス前でもやるとは…
王道とテンプレ展開がつまらないんじゃなくて単調すぎるからつまらないんだよ。天丼ネタも3回くらやれば飽きますし、そもそもコントとかギャグシーンでもないラスボス直前でそれをやるのはどうなのと…
ただⅢはリィンから仲間を引き離す意味もあってこの展開にしたのはわかりますがそれにしてももっと他になかったのか。

敵陣営

真剣に”敵役”として物語を盛り上げてくれるキャラがほとんどいませんでした。
空SCのワイスマンは絶対悪の親玉でしたし、碧の星座はプロの猟兵として、黒幕達は自身の理想を遂げるために真剣に立ちふさがってくれていました。
今作では…

  • 戦闘前から良い父親感がダダ漏れのオズボーン
  • 敵意がなく圧倒的壁感もなくなった聖女、猟兵王、魔人
  • ご都合主義設定で戦わされるヴィクター
  • 「覚悟を示せ」とかいう理由で戦う将軍や本校生徒

こんな連中ばっか。しかもⅣのそれぞれの最終決戦まで舐めプしてくるわけですよ。モチベーションだだ下がりです。

今回の敵役としてはルーファス、セドリック、アルベリヒ辺りがそれなりに敵として立ちふさがってくれた感じはあります。

中でもルーファスはよかった。小物臭いとは思いましたが、野心を持ってオズボーンの下にいて、リィンたちと戦ったことは評価できます。歪んだ考えを持つに至った背景設定もちゃんとありましたしよかったんじゃないかと。
真剣に主人公たちが嫌がることをやってくれたので安心できました。(安心とは)

セドリックとアルベリヒは中途半端すぎて薄っぺらい小物でしたけど、悪役として働いていたと思うのでまだよかったのではないでしょうか。
二人共途中で正気に戻るのはうーんってなりましたね。突き抜けてほしかった。

軌跡は実はいい人ってパターン多すぎますね。魅力的な”敵”がほぼいません。なんでもかんでもいい人に見せるのもどうかなーって思うんですけどね。

クレアとレクターがまさにいい人に見せようとしすぎてマイナス方面に突き抜けていったパターンだったと思います。
閃シリーズでリィン達に絡みが多かったクレアもですが、レクターなんか空から鉄血の子供として長々と引っ張ってきたわけじゃないですか。
クレアの方はまだ豆腐メンタル流されキャラってことで諦めがつくかもしれませんが、レクターはこれと同レベルじゃだめだろ
Ⅲの時点で色々とが明らかになった時点で出し尽くした感はありましたが、だからといってクレアと一緒に適当に処理していい存在じゃないはずです。
レクターの扱いに関しては本当に残念としかいいようがありません。

セドリックの結社入りはまぁいいです。ただ、エンディングで大物感を出す必要性ありますかね。次回作以降でセドリックが執行者として主人公に立ちふさがって舐めプしてきたらと思うと今から憂鬱です。
クルトとアルフィンの頑張りってなんだったんでしょうね。

全部呪いのせい

「これも呪いの影響か…」と都合よく片付けまくりでしたけどどうなんですかね、これ。ヴァリマールが「全部を呪いのせいにしてはいけない」みたいなこと言ってましたけど結局みんな呪いのせいにしてましたよね。
共和国との開戦や黄昏開始の戦犯になったアッシュやリィンに対して「呪いのせいだからしょうがない」でアッサリ流されたのは拍子抜けでした。
負い目を感じている描写があったからまだマシですけどね。

黒幕は呪い(イシュメルガ)っていうのもどうなのって。閃シリーズどころか全作レベルの黒幕だったというオチはガッカリです。呪いの効果範囲広すぎ。

オズボーンには”悪”でいてほしかった。この一言に付きます。
結局は呪いに踊らされていた(フリをして解決策を探してた)被害者でしたっていう展開が残念でしたね。そりゃオリビエとも対決しないわけだわ。
どうやって共和国との戦争に国民を向かわせるのかと思ったんですけど、政治家としてのオズボーンの手腕とか関係なく呪いの力で勝手に反共和国思想に目覚めて、戦争に協力的になるって…呪い便利すぎ。
あと呪いの洗脳力も強いのか弱いのかイマイチわからないんですよ。
上の方でちょこっと触れましたけどアランの説得イベントは薄っぺらすぎました。
人間魔が差すこともあると思いますがそれすら呪いのせいですからね。
ハーメルの悲劇も後付で設定が加えられたのは納得いかないです。

絆イベント

碧の時でもキツかったイベントですが閃は突き抜けてましたね。(キツさが)
リィンハーレムって必要でしたか?

リィンと仲間には絆があっても仲間同士の絆が全く感じられない原因にもなったシステムだと思います。Ⅱではトールズ全体のキャラの描写にリソースを割いた結果Ⅶ組の絆がクッソ浅く感じられます。
Ⅱではリィンに影響を与えるのはVII組ではなくアルフィンやエリゼなどでした。
絆イベントでVII組は関わっていますけど本編ではほとんど何もしていないんですよ。一緒に戦うけどそれだけ。そう感じてしまったせいでⅢで「VII組の絆」ってしきりに出されてもそんな絆があったようには思えないんですよ、描写不足のせいで。
キャラの掘り下げもある程度本編でやった上でもっと深いところを知ることができるイベントであってほしかった。

恋愛関係になる過程が雑
♡絆イベントはもうね、底が浅い。ちょっと励ましたりしたらみんなコロッとリィンに惚れるわけです。チョロすぎる
旧VII組なんか本編での絡みが薄かったから余計にキツイです。まだミュゼとユウナのほうがしっかりしていた気がします。
その上「全部リィンのおかげ」とヨイショまである始末。なろう系主人公かな。

絆イベントがIf世界なのはわかりますがこれを用意するくらいなら本編のテキストをどうにかしてほしかったです。
ヒロインを選択できるシステムにしておきながら公式はアリサ推しなのも疑問ですね。碧くらいだったらまだエリィのゴリ押しもきくと思いますけど、閃はもう全員と恋愛関係になってますからね。それはもう明確に。
ヒロインを決め打ちしているならこんなIf世界作らずに、アリサをヒロインに据えてちゃんと描写してほしかったですね。
公式推しのアリサですけど、絆イベントはほぼアリサヨイショと恋愛話しかなくて情報量は一番なかったと思います。その上アリサはヒロインとして本編でやや出しゃばってきます。Ⅲの登場シーンとかⅣで抱きついてきたりしたシーンは目が点になりましたね。しかもそこからの進展は絆イベント任せです。だからちゃんと本編でアリサヒロイン固定でやってくれ、話はそれからだ。いい加減にしろ

個人的にアルティナの絆イベントで恋愛に発展しているのが驚きでした。
ティオとの差別化か知りませんけど、男女間に親愛は芽生えさせないというファルコムの熱い意志を感じました。アルティナの絆イベントに♡がついたときは絶望しましたよ。

男子はそれなりに良かったです。クルト、アッシュ、クロウは文句なしに良かったです。本編でも絡みがあり、絆イベントで補完できているキャラがこの三人くらいですよ。この三人以外は本編空気で絆イベント頼みだったので物足りない感が半端なかったです。
だからVII組の絆が薄っぺらく感じるんですけどね。

カップリング問題

絆イベントでリィンハーレムを築いたせいでで他の面々は前日譚であまりものをくっつけるかのようにカップル乱立させられまくってたのは納得いかないです。
アッシュとタチアナ、マキアスとパティリーはまだいいとしてもエリオットとミント、ガイウスとリンデは強引に感じました。
クルトとシュリも唐突すぎます。この二人はさすがに冗談話のうちだとは思いますけど、手当たり次第すぎませんかね。
他にも前日譚までにNPCはあちこちでカップル成立してましたしとにかく男女がいれば恋愛関係になっていくのが酷すぎる。
男女間には友情は芽生えないってことなんですかファルコムさん…
こんなに適当に処理するならクルトとユウナ、クロウとトワで落ち着けておけばよかったのに二人はリィンハーレムの仲間入りしましたからね。
もう全部絆イベントが悪い

テキスト・演出

キャラ名+CV←これいります??
毎回表示されますがいちいちカメラをクルッと回してからの表示でテンポが悪い。
ピンチに駆けつけた仲間や乱入してきたキャラにも同じように紹介が入るので勢いが殺されます。私はこれで毎回上げたテンションを下げさせられてました。
サブキャラはボイスがあるにもかかわらずCV表記はありませんしそこもモヤっとする要素でした。

人数が増えたこととボイスがついたことで戦闘開始前の前振りがくっそ長いです。会話をしているわけでもなく一人ずつコメントしてるだけ。意気込みを語るのはいいですけど毎回やりますし同じようなことしか言わないキャラも居るのでただテンポが悪いだけです。

ゲームをやっていてテキストに違和感を持つことってほぼなかったんですよ。閃の軌跡を始める前は。ノベルゲームでもなければそこまで気になる性分でもなかったはずなんです。はずなのに…
「………ぁ………」「肚(腹)を括る」「見極める」「届かせる」「成長した」
この辺りは使用頻度が高すぎます。どのキャラも似たようなことを言うので口癖とかそいういった個性がほぼ死んでます。
行動を起こすたびに肚を括っているので薄っぺらく感じてしまうんですよ。
見極めるも使われすぎてもう何を見極めてるんだっけってなります。見極めてそれが物語に直接作用している様子もなさそうでしたし意味はあったのでしょうか。
「………ぁ………」に関してはボイスだけでいいです。ボイスだと声優さんのお力で種類があるけどテキストは一種類しかないのでわざわざ表示しなくていいです。
「成長した」という言葉もⅣで急激に増加しました。その一言で片付けられると薄っぺらく感じるのは私だけでしょうか。
「(ぺこり)」「(パクパク)」など実際に3Dモデルで表現すればいいことをわざわざテキストに起こす意味がわかりません。3Dモデルで表現されていてもテキストに起こしているのでもはや拘りなのでしょうか。

これだけ登場人物がいるから仕方がないのかもしれませんがボイス量が少ないです。会話シーンのはずがリィンだけボイスがなかったりすると会話してる感が薄いんですよね。絆イベントもリィンのセリフだけボイスがありませんし。
ボイス量がリィンだけ多くなってしまうから調整してるのだと思いますけど、それでもモヤっとしますね。
リィンが剣聖に至るシーンでボイスがないのには本当にガッカリしたんですよ。
あれだけPVやキャラの登場シーンで声優名を出している割にフルボイスイベントが少なくガッカリするんですよ。声優目当てでゲームやってるわけじゃないですけどそれでもやっぱりねぇ…ボイス量の調整をもっとしっかりしてほしかったですね。
NPCの学生やらモブにボイスをつけるよりもまず、メインキャラにボイスをつけてほしかったです。

システム周り

ⅢⅣのファストトラベルは非常に快適でした。これのおかげでマラソンゲーから脱却できた感じがします。ただ二周目以降もファストトラベルの項目を記憶しててほしかった。また建物内に入り直すのダルかったです。

戦闘はナイトメアだとダルいのは基本ですね。
ブレイクした後の復帰がⅣだと早すぎな気がします。オーダーとかで主人公側が強すぎるから調整されたのかもしれないですが。
騎神戦は全編通してつまらなかったです。Ⅲから神気がほぼゴミスキルになって回復はアイテムのほうが効率が良いっていう。EP消費の割に効果がショボい。
騎神のモーションもモッサリしていて格好良くなかったしただの作業戦でした。
難易度はナイトメアでやっても低い方だったのでその調整は良かったですね。騎神戦が鬼のように難しかったら投げてましたよ。

エンディング

色々な不満も大団円エンディングで「まぁ、いっか」ってなりました。そのくらい圧倒的多幸感なんですよ。空碧閃のキャラが集まって笑顔を見せていますし、何より今まで辛いEDばかりだったリィンが清々しい笑顔を浮かべているわけです。
クロウとミリアムの復活とかご都合主義展開もこのエンディングのためなら仕方ないと割り切れてしまうんですよね。
一通り問題も解消してうまくまとまった感じはあるんですよ。ようやく終わったって安心できるエンディングなのは間違いないです。
でもノーマルエンディングもあれはあれで好きです。リィンにとっての救いがないわけじゃないですし。あそこから次回作に繋がったりしても面白そうですよね。

Ⅳをエンディングまでプレイしてまず思ったのが、Ⅱで離れていった人こそⅣまでやるべきってことです。そこでやめてしまうのは非常に勿体無いと感じるくらいのエンディングですから、諦めずにⅣまでやりきるべきです。
終わりよければすべてよし、とまではいきませんが概ね良い終わりだと思います。本当にⅣの最後までやるべきです。リィンも救われますがプレイヤーも救われます。

BL

リィン総受けとして考えるとこれ以上ないくらい良い環境でした。
そもそもリィンとクロウの物語であったのでそこから二人のカップリングは容易に組めますし、基本的にVII組はリィンのこと大好きですからね。実においしいです。
リィンとクロウは互いに唯一無二の存在ですし、Ⅳでは眷属なんておいしい関係になってもうこの二人が公式カプなのでは、と疑うほどです。
腐った視点からでは閃はリィンとクロウ関係はとても充実してますし、ユーシスともカップリングが組みやすいし非常に楽しめる作品になってますね。
クロリンにハマらなかったらもっと本編がキツくなってたでしょうね。だからって次回作以降に妙に媚びてこられても困るのでこのくらいの塩梅でお願いしたいですが。

総評

こんな感じに書きたいことを書きなぐっていたら8000字超えてました。
批判的なことばかり書いたと思いますが私は軌跡シリーズが好きです。好きだからこそ新しい部分が受け入れられなかったりしたのかな、と。
シリーズファンとしては全体的に微妙でしたが腐った視点からはとても萌えが詰まった作品だったと思います。もちろんそれだけが全てというわけではないですが。

次回作もファンとして楽しみ半分純粋に楽しめるのか不安も半分といったところです。それくらいには閃シリーズでだいぶ軌跡の見方が良い意味でも悪い意味でも変わりました。
次回作もプレイする気はありますがシリーズが出揃ってから一気にプレイしたほうが精神衛生上は良いのかもしれない…とか思ってもたぶん我慢できずにリアタイでプレイしそうですが(笑)

最後に本当に完結おめでとう。そしてありがとう。次回作も期待してます