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腐ったダメヲタクのはきだめ

テイルズオブアライズ

PS5版の限定版を購入しましたが、肝心のPS5の抽選に外れたのでDL版を購入してPS4でプレイしました。PS4版の感想になります。
攻略本は未読です。

※以下、ネタバレ要素を含みます。


ストーリー・キャラクター

ストーリー

THE王道、ド直球な物語です。ボーイミーツガールから始まり紆余曲折在りながらも仲間と絆を深め、困難に立ち向かっていく…よくあるテーマを上手く調理したストーリーでした。

全体的に雰囲気は重く、シリアスな展開ばかりです。
ただ、最後はウルトラハッピーエンドなので安心してプレイできると思います。先の展開が読みやすいので、そこまで鬱々としなかったのが救いでした。

淡々としすぎて全体的に薄味な印象でした。中弛みするよりは良いと思うので個人的にはこれで良かったと思います。もうちょっと余韻があれば完璧でした。
プレイしている最中は続きが気になって次へ次へと進めていましたが、いざ振り返ってみるとストーリー自体駆け足気味で線で見ると微妙な部分もあったかな。
点で見ると印象深いシーンはちゃんとあるし、好きなイベントもたくさんあるんですが…

特に前半は「領将を倒したぞ!よし次!」と時間をかけずに進んでいくので悪い意味でテンポが良くなっていました。
ステージ制のゲームやっている感覚でしたね。
領将自体もあっさり倒されて、出番終了&敵兵総崩れで奴隷解放のパターン化しているのは残念でした。レナ兵根性無さすぎぃ…そのせいもあって、余韻らしい余韻がほとんどありませんでした。

メナンシアは全てが駆け足気味だったのがなぁ…キサラとミキゥダに尺を取ってほしかった。
シオンとリンウェルは登場時よりも後に掘り下げがあったし、テュオハリムも後半で活躍したので、キサラはメナンシアでしっかり掘り下げが欲しかった。
キサラとミキゥダの過去話や街の話がもうちょっとあればな~
攻略本か設定資料集みたいな形で語られることを期待しています。
兄が叛逆を企てていたなら妹も理由を付けて追放されそうだけど、近衛兵で居続けられた理由とかも知りたかった。

ガナスハロスはモノローグで一ヶ月滞在していましたが、プレイヤーの体感としてはすぐにレネギスへ旅立つので、一つの国としての印象が薄い。初見時はサブクエ控えめでメインを進めまくっていたからかもしれませんが。
振り返ってみると五領全て駆け足だったなぁ…

300年続く支配からの解放がこんなに簡単でいいのかとも思いました。後半は逃げ出した各国の残党勢力が結集して騒動でも起こすのかと期待していたらそんなこともなかった。トップがいなくなったら即総崩れになるパターンしかないのは残念でした。もう少しレナ兵側の描写が欲しかった。

2部からは怒涛の種明かしや各キャラの決意、SF展開など盛りだくさんで個人的にはとても良かったと思います。説明描写ばかりだったので早くボス戦させろとは思いましたが。

それにしてもテュオハリムは全編通して説明役としての機能が多すぎる気がしました。明らかに後半の台詞量が多い。良くも悪くも空気を読まないキャラなので状況把握や説明に徹していても違和感がないのが良かったですね。プレイヤーにも優しい仕様でした。
レネギス以降の情報を整理してもシオン関連の謎が深まるばかりなので公式設定資料集が欲しいところです。シオンの星舟はどこにあるのか、茨があるのにどうやって敵はシオンを捕らえたのか…考え出すとキリがない。

色々書きましたが、様相を変えつつも

  • 「支配する側」と「支配される側」の対立構造
  • そこから生じた「壁」を壊す

この2点が最後まで物語の骨子だったのはよかったです。このおかげで、ストーリーの軸自体はブレることなくしっかりしていました。

キャラクター

領将

本編で詳しく語られないままどんどん倒されていきましたね。
ビエゾは本名も覚えないまま最初のボスとして散っていきましたし。後にレネギスで軽く各領将の支持者の話を聞くサブクエがありましたが、あれで掘り下げた気になられてもという感じです。ただ倒されるためだけに存在しているキャラ達という印象でした。

デザインが好みのキャラもいたのでとてももったいないと思いました。ガナベルトのインディグネイションとかアウメドラの茶番の下りは良いと思ったけど、本人たちの掘り下げ薄すぎて…
ヴォルラーン以外は一つの領土で完結するのでどうしても話が短くなるのは仕方のないことですが、もう少し出番が欲しかったかも。ビエゾとかOPにもいなかったのでそういう扱いだとは思っていましたが、あまりにも空気でした。あっさり死亡するので本当に印象が薄い。

ヴォルラーンがアルフェンと深い因縁があると思ったら面識らしいものはなく、一方的な執着もアルフェン個人というよりは“王”に対してだったので期待していたものとはちょっと違いましたね。掘り下げも特になかった。実験体だった過去を資料で見つけたくらいで、明確にバックボーンが語られることがありませんでした。
レネギスで拘束されていたシーンとラストバトルの「予告通り来てたぞ」のシーンで私の中では完全にギャグキャラになりました。面白すぎるよこの狂人。

ヴォルラーン様の愉快な行動歴

  • 他領でお忍雑魚狩り
  • 休憩中のアルフェン一行を襲う
  • 襲った後の次回予告を忘れない
  • シオンを誘拐して服を着替えさせてご満悦
  • 氷の玉座でふんぞり返る
  • 領戦王争が茶番だと知っているのに律義に付き合う(レナス=アルマ待ち)
  • 拘束されながら次回の登場を予告
  • 最後の最後で予告通りに登場

劇中だと「アルフェンのあり得たかもしれない姿」という扱いだったのに、あまりの狂人変人っぷりでイマイチ乗れなかったです。一番掘り下げが欲しかったキャラが全くと言っていいほどなかったのは本当に残念でした。
先行公開されていたOPで期待しすぎたところはありましたね。

魅力のある敵キャラが今作は居なかったな…

サブキャラ

今作もサブキャラがたくさん出てきますが、名前が全然覚えられない(笑)
出番が短い上に死亡か逃亡していることが多いので、名前を連呼されない限り記憶に残らないんですよね。あと悪役として出てくるキャラが多い印象でした。
ジルファは初期の段階からいつ死ぬのかハラハラしていたくらいなので意外と長生きしたと思いました。それにしても展開が早すぎましたが。
怪しさ全開のキャラが大好きなので、メネック=ガナベルトの展開は好きでした。
メナンシア以降のサブキャラは死亡RTAでもしているのかというくらい退場が早いので、覚えるまでが一苦労。その中でも好印象だったのはジルファとバエフォンくらいかな。

パーティキャラ

アルフェン

好青年かと思ったら意外と短気だったり、ギャグパートで不憫だったり良い意味で年相応のキャラでした。温泉イベントでは歴代一くらいには女性陣の前でやらかしていて爆笑しました。
炎の剣を扱えるのも痛覚を持たないという特性あってこそだと思いましたが、痛覚が戻ってからも王の力や意志の強さでカバーという根性の塊のようなキャラでした。味覚の件もあるのでここまでくるとただのドMなんだよなぁ(笑)

シオン

まさかの大食いキャラ。いや体験版で片鱗は見せていたけども。料理系のイベントでは笑わせていただきました。本編は終盤まで暗かったのでスキットが癒しでした。パンケーキ、つまみ食い、チーズフォンデュのスキットがお気に入りです。シオンがどのくらい大食いか具体的なお皿の数が明かされるのはニョッキのスキットなのでぜひ見て欲しい。
茨が一族継承なのは驚きました。レナの技術で試験管ベイビーで…みたいな感じですかね。
序盤からやたらと銃を突きつけることに定評のあるヒロインです。

リンウェル

序盤からレナ人にやたらと突っかかってきますが、されていた仕打ちを考えると彼女の反応は正しいと思います。他の面子が順応早すぎるだけなんだよ…欲を言えば、シオンとテュオハリムと徐々に打ち解けていく描写がもう少しあってもよかったと思います。
後半のテュオハリムとのサブクエやスキットではおじいちゃんと孫の様な雰囲気でとても和みました。遺物展覧会を計画するスキットの雰囲気が最高。サブクエでも絡みが多くて嬉しい。アライズの数少ない癒しです。

ロウ

スキットとかサブイベとか都合の良いキャラになりがちだった印象です。後半にもうちょい見せ場が欲しかった。
アルフェンへの信頼が揺るがないところなど見ていて気持ちが良かったですね。ティスビムでのシオン救出前のスキットは鳥肌ものでした。
アルフェンと同じく不憫キャラの素質があり、スキットでオチ担当しているのが面白かったです。アルフェンと一緒に女性陣に恐怖しているスキットとか笑いました。みんなで馬鹿やっているスキットとサブクエがとても楽しい。パンケーキイベと温泉イベがお気に入りです。

キサラ

ファイナルプレイヤー枠。勇ましい女性です。
奴隷であり軍人でもあったのでめちゃめちゃ頼りになります。気遣いの鬼でした。
テュオハリムの理想に妄信していた描写がもう少し欲しかった。虚水の湖イベントはその辺りがちゃんとしてないから薄っぺらく感じてしまった。(それ以外の要素も大分ですが)
「テュオ」呼びは友人としての意味合いが強いと思っています。今までのことを清算して新たな関係性を築いていく感じの。(サブクエで匂わせありまくりましたが)あの二人はコンビとしてはとても好きです。

テュオハリム

一番ギャップがすごかった。
発売前は裏切り疑惑がありましたが、最初から最後まで仲間でしたね。
良い意味で空気を読まない発言が多いので状況説明、整理をしてくれて助かりました。後半は元領将ということもありテュオハリム頼りの展開が多かった様に思えます。エンディング後はもう過労死一直線コースにしか見えなかった。
自由奔放でやたらと素直で自罰的というテイルズではいそうでいなかったキャラですね。
シリアスとギャグで緩急つけてくるので何か喋るだけで面白い男になっていました。今作はこの人がメインにいなかったらモチベが保てなかったかもしれない。

グラフィック

テイルズシリーズ最高峰のグラフィックです。背景や建物などもアニメ調に仕上がっていて、人物だけ浮いていることもないので非常にクオリティが高いです。3Dテイルズを突き詰めたような出来栄えだと思います。
表情もよくできているので、スキットが楽しいです。衣装やアタッチメントもスキットに反映されるので色々カスタマイズして楽しめるのはとても良かった。
服や装飾品の質感の再現、髪や装飾品の揺れなどとてもよくできています。アトモスシェーダー素晴らしい。こういったアニメ絵風のグラフィックはテイルズらしさがでていて安心できます。

あと感動したのが口の動きですね。スキットやちょっとしたイベントでは口パクが適当だったりしますが、秘奥義やムービーでは口や舌の動きがしっかりついているので口パクらしさが無くなっていました。ちゃんと喋っている感じが出ていてとても良かった。
瞳の揺れや涙の描写なども細かいので話に没入しやすかったです。特に某シーンで全員が涙を流すシーンがありますが、各々の表情の違いがあって見入ってしまいました。涙こそ流さないが瞳を潤ませていたり、男泣きみたいになっていたり個性が出ていて素晴らしかった。

個別モーションは相変わらずのクオリティなので安心できます。待機モーションや着地モーションなどは各々の個性が出ているので操作していて飽きなかったですね。着地は高さによって動きも変わるので色々な高さから飛び降りて遊んでいました。
待機モーションも数種類あるので全部見るためにひたすら放置していました。グラフィックとモーションの作りが凝っているとやっぱり眺めちゃいますね。ゲームの趣旨とは違いますが撮影モードとか欲しくなるクオリティです。
次回作以降もこの方向で進化していってほしいですね。

アニメーション

アライズではスキット、ステータス画面のアニメ絵が廃止になりました。
今回の3Dグラは出来が良く、コミックスタイルのスキットもよくできていましたが、一方で、慣れ親しんだアニメスタイルが恋しくなりました。
スキットなんかはアニメ絵だからできる表情もあるのでそういった楽しみが削られたのは残念でしたね。ギャグからシリアスまでのふり幅が大きくても感情豊かに表現できるはずなので、各々の意外な表情とか見たかったな。
秘奥義のカットインも無くなってしまったのは一番残念でした。テンポを重視すればいずれ廃止されると思っていましたが、いざ廃止されると寂しいものです。

しかし、最初は残念に思っていましたがプレイしてみるとアニメ絵じゃなくて逆に良かったと思えました。そのくらいには今回は作画が微妙でした。特にシオンとキサラは元の絵とイメージが違いすぎて…リンウェルは違和感なく見れたような気がします。
製作元が別の案件に注力しているせいなのは分かりますが、ここまで作画に元気がなくなるとは。かつてのグレイセスを思い出しました。あれと比べるのもどうかと思いますが、作画が綺麗なことが売りのufoだったのでちょっとがっかりした部分がありました。3Dグラが素晴らしいだけにアニメ作画との差を感じてしまう…
テイフェスのアクスタ買って満足するしかない。

新規開拓のためにこれまでのテイルズから脱却しようとしているのは伝わってきますし、そうするのも分かります。海外展開も視野に入れるなら、次回作以降ももっとJRPG部分を取り除こうとする流れになるのも仕方ないと思います。
それならOP以外全部アニメーション廃止でもよかったと思います。中途半端にアニメーション残すくらいなら思い切ってバッサリ切ってもよかったのでは。正直なところ今作はOPくらいしかアニメーションが無いと思っていたのでムービーがあったことに驚きました。

個人的にはOPがあって、EDの一枚絵があれば満足できるので、そこさえ削られなければアニメーションに関しては言うことはないですね。この辺りは残しておかないとさすがにテイルズらしさが薄れると思うので。

戦闘

歯ごたえのある戦闘

ノーマルでも雑魚戦で全滅するレベルのシビアな難易度だと思います。
序盤~終盤まで雑魚戦もボス戦も苦戦してばかりでした。

初見で苦しんだところなど

  • 意識してレベル上げをしない限りはかなりのレベル差での戦闘を強いられる
  • 常時スーパーアーマーかとういくらいに怯みが取れない
  • 怯まないので詠唱を止められない
  • ボスはHPが半分を切るとOVLのようにBAでもダウンが取れない状態になる
  • CP管理が難しいのに連戦が多い

ちなみに1周目はレベル上げもせずひたすら駆け抜けたので、ボスとのレベル差が6~10くらいあるのは当たり前でした。最終的には難易度ストーリーにしていました。バトルスコアが下がることとドロップ数が少なくなることくらいしかデメリットがなかったので、難しかったら難易度下げて大丈夫だと思います。

アイテムが高額なので回復アイテムでのゴリ押しがしづらい、CP制から回復術の制限もあるので長期戦がしにくい点が従来のテイルズより難易度が高いと感じる理由だと思います。いつものテイルズだと思ってプレイすると結構辛いです。アプデでさらに難易度が追加されたのでアクションが苦手な人でもクリアしやすくなったと思います。

CP

治癒術はAGとCPを消費して発動する仕様になりました。これが序盤の難易度を上げている原因だと思います。従来のテイルズなら回復しながら持久戦に持ち込んだり、ゴリ押しができましたが今作はそれができなくなりました。
基本的に一周目はストーリーに集中するために戦闘はゴリ押ししていたので余計に辛かったですね。初めてノーマル以下の難易度でクリアした気がします。

CPの回復手段がスキル、料理効果、宿屋か野営、アイテムしかないので序盤は本当に辛かったです。回復アイテムは高価格だし、料理とスキルは獲得まで時間がかかるので宿屋か野営しか手段がなかった…
マップアクションでも一回70消費とかあるので隅々まで探索しようとすると本当にCPが足りなくなる。レイズデッド48消費も辛い…シャープネスやブレイブ、リジェネレイトは使用禁止にしておかないとAIがガンガン使ってCP枯渇するので余裕がないときは基本的に使用禁止にしていました。特にリジェネレイト。

慣れたらなんてことはないですが、慣れるまでが大変だった。

回避とガード

回避性能が各キャラ素晴らしいので下手に攻撃するよりジャスト回避(ガード)して反撃ダメージで稼ぐ方が強いかもしれません。反撃ダメ30%のアクセ積んだキサラは強い上に使いやすいと思います。闘技場の個人戦やサブクエではジャスガにお世話になりました。
回避(ガード)しやすい順だと
キサラ≧アルフェン>リンウェル=ロウ>シオン>テュオハリム
個人的に一番テュオハリムが難しかったように思えます。ジャスト回避緩和必須。逆にキサラが一番簡単でしたね。ガード系は他のゲームでもやっていたのでタイミングがわかりやすかった。

リンウェルとテュオハリムを使用する際に連携時詠唱時間短縮のスキルが必須となるわけですが、その連携に回避を組み込むと術キャラ操作が一気に楽しくなります。術発動後に即回避をすると連携を維持できるのでよく使っていました。回避中はAGが回復するので本当にこの仕組みを知っているのと知らないのとじゃ楽しさが全然違います。
クリティカル時AG回復を狙うよりは回避して連携継続させながら、AG回復させた方が楽です。第二秘奥義を発動する時にも使えます。このシステムをチュートリアルに組み込んでほしいくらいです。
技発動即回避でも連携継続するのでとにかく回避しまくっていました。
近接→術に移行する時も近接→回避→術で詠唱時間短縮が発動するので、安全に詠唱できるのでおすすめです。これができるようになるとリンウェルとテュオハリムの操作は格段に楽しくなります。特にテュオハリムは回避前提のキャラなので、小まめに回避挟むとロッドエクステンションが発動しやすいので一石二鳥です。

キャラ使用感

自操作でよく使っていた順だと
テュオハリム≧アルフェン>リンウェル>キサラ=ロウ=シオン
1周目はアルフェン操作で2周目以降はずっとテュオハリム使っていました。
リンウェルも連携詠唱を覚えてからはたまに操作していましたね。シオンは逆に自操作にするとパーティの回復役が足りなくなるのでほとんど自操作していませんでした。

アルフェン

主人公なだけあって一番操作しやすいキャラでした。遠距離、近接、範囲技、反撃技など一通り揃っています。
ただフラムエッジでHPを削るので回復役が必須。守護方陣や集気法など自己回復技がないので単独だとHP管理が難しいと思います。闘技場個人戦はアイテムが使えないのでフラムエッジを封印して戦っていました。フラムエッジ突破のスキルを習得するとチャージできるので一気にHPを持っていかれるので注意です。
フラムエッジを封印しても戦えますが、火力はチャージしたフラムエッジが圧倒的なので悩ましいところ。覇道滅封が便利すぎて後半はほとんどこの技使っていました。遠距離でそこそこ範囲もあるので便利です。

リンウェル

雷陣が便利。術以外は近接技ばかりでAIに任せるとよく戦闘不能になりますが、自操作するととても強いです。大きな敵相手だと雷陣はかなり有効です。多段ヒットするのがかなりおいしい雷陣からの術詠唱は結構使いました。連携時詠唱時間短縮必須ですが。
二段ジャンプからの天槌もチート急に強いです。ぶっ壊れレベルのコンボなのでどうしても勝てないとう方はこの戦法を使ってみるといいかもしれません。
マジックチャージと詠唱時間短縮の組み合わせは凶悪。術のバリエーションが圧倒的なので使っていて楽しかったです。タイダルウェイブは今回もお世話になりました。属性の偏りはありますが闇以外の属性を扱えるので火力が欲しいときはパーティに入れていました。

テュオハリム

使っていて一番楽しいキャラでした。回避前提の行動を取る必要があるのに技の動作が長いので扱いが難しいですが、のけぞらせたあとや空中に浮かせてコンボ決めるのがめちゃくちゃ楽しかったですね。
地上はテラディビーテとルナータフラッシュ、空中はロタティオネとトゥルボコエイジばかり使っていました。遠距離技が空中技ばかりなのでテラディビーテは本当に助かりました。敵との距離が遠すぎても回避が活かせなくなるので距離感が難しいキャラでした。
属性の偏りがあるので風地闇の属性以外の属性有利が取れないのが辛い。後半は闇属性が効きにくい敵ばかりなのでしんどかった。属性の偏りがあるので役割分担できるはいいですが、操作するとなるとやはりある程度属性術技を使いたいところがあるので悩ましい。術に風属性があればもう少し使いやすかった。

システム・その他

ロード時間

ロードが小まめにあるうえにPS4版は一つ一つのロード時間が若干長いです。
PS5版の実況配信動画(某声優さんの)を見ていましたが、ロードが早い。PS5版を基準に作られているので当然と言えば当然ですが、ここまで差が出るとは思いませんでした。
マップのロード時間も遅かったです。特にヴィスキントやニズは人物の表示と縮小マップの表示に数秒かかりました。
ただ建物を出入りするだけで30秒以上待たされるとかそういった長さではないので慣れれば気にならなくなります。ファストトラベル時のロードは一瞬ですし、所々時間がかかる感じですね。

マップ・ファストトラベル

最初から全体マップが見られるのはありがたかった。アイコンの表示も細かいのでかゆいところに手が届く仕様になっています。
サブクエでどこに行けばいいのか一発でわかる仕様は助かったので今後も継続してほしい。今回はポイントが多くなっていたので移動が快適でした。野営地、フィールドの入り口などは大体飛べる仕様なのは良かった。

DLC

学園衣装は最初から課金するつもりだったのであまり詳細を見ずに購入してしまいましたが、まさかの術技とスキルがセットになっていました。おいおいおいおい…
ちょっとしたおまけ要素くらいなら良かったのですが、テュオハリムに関してはちょっと見過ごせなかった。「フェアリーサークル」はおまけレベルじゃないんですが。範囲回復術がまさかのDLCで封印されていたとは…シオンと差別化するために単体回復術しか使えないのかと思っていた…
学園衣装とかもう恒例だし、3Dグラも良いから衣装課金しやすいところにフェアリーサークルを付けてくれたのはありがったけど、衣装に回復術技はつけてほしくないかな。まぁ一周目はフェアリーサークル無しでもクリアは十分できたので本当におまけ要素でしかなかったわけですが。

トロフィー


アライズはPS3PS4のテイルズの中で一番簡単です。作業らしい作業がないので初心者向けですね。ストーリークリアで50%は埋まります。サブイベ攻略でほとんどのトロフィーが取得できました。
時限要素もほぼありません。クレーディアで取り逃した宝箱やフクロウもティスビムに流れ着くので、採取ポイントから取れるアイテム以外は回収できます。
2周目クリアのトロフィーがないので1周目でコンプ可能です。
トロコンまでのプレイ時間は約70時間。本編クリアが55時間くらいでした。

みっしりフクロウ

序盤からマップを探索していれば自然と取れます。リンウェルがPTに入ってからはフルルが教えてくれるので見つけやすくなります。時限要素もないので取り逃して2周目にいかないといけない、ということがない親切設計になっています。

ゴッドアングラー

今作の釣りはクリア後のコンプ推奨です。ある程度ルアーを集めてから一気にやった方が楽ですね。ルアーと釣竿選択の画面でその場所で釣れる魚一覧と、今まで釣った魚が一目でわかるので無駄に釣りをしなくてもトロフィー取得できるのが良かったです。
魚を誘うタイミングで押すボタンの組み合わせでも釣れる魚が違うのも良かったですね。後半面倒くさい要素にもなりますが。ルアーとボタンで釣れる魚を絞れるのはありがたい仕様でした。

過去を超えし者

追憶機械をクリア。難易度ストーリーで攻略しました。敵レベル95~100なので異界攻略後推奨です。今までの各領将との連戦なので攻撃力アップ系の料理を食べて挑みました。難易度ストーリーだとアクセサリは適当でも問題なかったです。
最後のジルファより領将4人同時のほうが強かったです。強いというより画面がごちゃっとしていて動きを把握するのが大変でした。レベル100、スキルもほとんど習得していれば難易度下げてクリアできるのでそこまで鬼畜なトロフィーじゃなかったですね。

異界生還者

異界攻略前に追憶機械以外のサブイベを片付けていれば自然とレベル60くらいにはなっていると思うのでそこまで攻略は難しくありませんでした。難易度下げた方が無難です。
クロノスが時間を止める時にタイミングよく回避すると攻撃を受けずに済むので、慣れれば簡単に倒せるのでレベル上げが捗ります。

止まらぬおしゃべり

今回はゲーム内でスキット全解放がなく、手動で回収しないといけないので大変かと思いきや簡単でした。スキットは条件を満たしていれば、再生し忘れても野営で回収できる超親切設計です。
雑談系は意外と少なかったと思います。本編で回収するスキットが大半なのでサブクエと料理関連のスキットを埋めれば300個いきます。特殊条件で発生するスキットはほぼなかったですね。そういうものは全部ショートチャットになっていました。
小まめに野営して確認すれば問題ないと思います。

総評

25周年記念作品に相応しいクオリティの作品でした。
淡々としすぎて物足りなさはありますが、ストーリーもキャラもとても良かった。歴代でも上位に入るレベルです。設定を活かしきれてないということも少なかったので、私は満足しています。
ゲームはグラフィックだけで決まるものではないとはいえ、高クオリティの3Dモデルはやはりテンションが上がります。グラフィックもですが、モーションも違和感が少ないので没入感を上げてくれます。アニメ風のグラフィックがテイルズらしくしていると思っているので、今後もこの方向でどんどん進化していって欲しいですね。

PS5版を早くやりたいので年内に抽選が当たればいいと思っているんですがなかなか当たらないですね。PS4版は処理落ちが結構あったのでやっぱり高画質で滑らかに動くキャラ達が見たい。

トロフィーも難易度が高いものが一つもなく、シリーズ内で一番簡単だと思います。作業がほぼなく、ストーリーに集中してトロコンできたのは嬉しかったですね。RPGのトロフィー難易度はこのくらいでいいと思います。

アプデや追加DLCも今後ありそうなので長く遊べるマザーシップタイトルだと思います。テイルズ初見の人向けに配慮している部分がかなりあるので、新規ユーザーがもっと増えて界隈が盛り上がってくれれば良いですね~
次回のマザーシップタイトルがいつ発売されるのかはわかりませんが、今後も期待しつつ続報を待ちたいと思います。